cocabuの日記

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災害ボランティア紀行 1

7月5~6日にかけて、福島県南相馬市へ災害ボランティアとして参加させて頂いた。実は、東日本大震災の起きた年である2年前には岩手県宮古へ、翌年は宮城県七ヶ浜、そして今年の福島県南相馬である。合わせた訳ではないが、これで東北3県に向かったことになる。
時期も違えば、様子もそれぞれでいろいろな感想をもったのも事実。
一番に今回感じたことは、被災したままの風景がそこにあったこと。地震津波だけでなく、放射能被害に対する考え方からくる行動が元にあると推測される。
 
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もと田んぼであっただろう場所。雑草が伸び放題の中に車が1台ある。そこまで、道路があるわけでもなく、ただぽつんと車だけある。津波で流されたままのようである。白い柵は車のすぐ脇にある用水路に付けられたものが津波による瓦礫に押されて、このような状態になったと思われる。
 
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写真撮影した場所は2日目に作業した場所の近くであるが、たまたま地区住民の方からお話を聞くことができた。道路の左側が元田んぼ。海抜0mであったところを塩害対策と冠水のためポンプアップが常時必要であった場所を、70cmかさ上げする圃場整備が終わって間もなく震災があり、約70cm地盤沈下してしまったとのこと。道路のうねりもそのままでる。
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当地は津波の被害と言うより、腰上までじわじわ海水で冠水し、同時に地番沈下が起きたとのことであった。
 
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このような場所が多数残っている。 
福島県南相馬市小高地区周辺はこのような状況である。           つづく