燃料添加剤ゲルホーン3+の販売元「LANDMASTER JAPAN」の社長から頂いたサンプルを今回の下田ツーリングに試用した。
タイガーはちょうど燃料タンクの容量が20Lで、そっくりサンプル1本投入。
燃費計算を正確にやったことはないが、今までのことで言えば340kmで痛恨のガス欠した経験で言えば17km/L(山道と高速道含めた市街地走行が半々)。
今回は289km走行で17.12L給油して約17km/L。値だけ見ると同等であるが、御殿場からの出だし、長尾峠~箱根スカイライン~芦ノ湖スカイライン~伊豆スカイライン、下田からの折り返しもほとんど海岸線のつづら折れか山道。とどめは西伊豆スカイラインの「スカイライン」浸け。唯一使った東名高速は沼津・御殿場間の20数キロのみ。条件的には燃費的が悪くなる方向になるはずだった。しかし、今回の条件では、燃費が良くったなったことになり、噂通りと思われる。
自分としては、燃費のことよりありがたかったことは、エンジンのガサ付きがかなり軽減されてたことでドライバビリティーがあがったこと。3気筒エンジンなので4発よりはガサ付きが伴うのは致し方ないのであるが、主観的にもはっきり体感できるものだった。おかげで楽しかった。
もうひとつ、様子を見たかったリアサスのローダウンリンクの状況。(同時にフロントサスの突き出し18mm)結果的には、シート高20mmダウンのもの。
先日の千葉行きでは、途中クランクケースのシリンダーの合わせ面からのクーラント漏れ発生で山道キャンセルがあったので本格的にワインディング走行ははじめてとなった。その千葉ツーリングでリアのアンチスクアッドトルクの僅かな減少は見ていたのでリア車高を本末転倒にならない程度のプリロード調整で上げた。それ以外は全く同じセッティング。
心配だった走安性であるが、車高全体が下がったことで高速コーナーでギャップを拾った時に、ほんのちょっと振られる反応が増しているようだったが、気持ちの問題レベル。なるべくタンク満タンとかトップケースを付けるとかで重心の高めにすることで対応可能。
バットを手の平に乗せて直立でバランスするたとえ。バットの先の方を手のひらに乗せるよりグリップ側を下にしてバランスをとった方が安定していると同じこと。
何より、足付きが良くなって安心感が増したのが一番。特にツーリングの後半で疲れてきたときに、足の踏ん張りが怪しい時重宝。
今回も、いつも混んでいる沼津御用邸の辺りの渋滞では、とってもありがたかった。元来抜け道より渋滞にはまっていた方が気が楽な性格(時間に余裕があるときのみ)なので、今後は気持ちにも余裕。
唯一デメリットは、やはり駐車時に車体が立ち気味なので左右の路面傾斜には気をつけなければいけない。ローダウンリンクの製造元であるハイパープロの説明でショート加工のサイドスタンド不要の通り、極端に角度が立つ訳ではないので一応気にする程度。ヘッドライトの光軸のリアの車高を上げたことで前車への迷惑もないものと思われる。