cocabuの日記

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内圧コントロールバルブのメンテナンス

約10000km走行後の内圧コントロールバルブのメンテナンス。
その前に、内圧コントロールバルブを大別すると、スライドバルブ式とリードバルブ式がある。自分のものはリードバルブ式であるT-REVである。
当初、他社のピストンバルブ式のものとさんざん悩んで選定したものである。何が悩みだったかと言うと、寒冷期のバルブの張り付きの件である。要するに、バルブの可動部分が「結露」で凍って動かないことから、クランクケースの中のブローバイガスの抜け道がなくなり最悪、エンジンのケースのどこからかオイルが噴くことを心配していたのである。
良く考えれば、自分はそんな寒いときにバイクに乗らないし、御殿場の道って凍って、塩カルまかれるから基本バイク冬眠・・・?
あとは、経時的にバルブにオイルミストなどが付着して、バルブの動きを妨げないようにするためのメンテナンスサイクルが気になっていた。
リードバルブ式にした決め手は、上記と全く関係なく、リードバルブ式の方がバルブの可動部分のレスポンスが良いという事を聞きつけてであった。ついでに、凍結による張り付きに関しても、T-REVに関しては構造上ほぼなしのもよう。
リードバルブ式でもリードが2枚のものや3枚のもの、いろいろあるがT-REVは3枚リードのものである。
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メンテナンスの流れ上、オイルミストの溜まったものから紹介。
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約10000kmで、この程度の状態。だいたい、このくらいのメンテナンスサイクルか?
 
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どアップです。三枚の反った板の内側に薄いリードがあります。そのさらに内側にクランクケースからのブローバイガスの抜ける穴があります。パーツクリーナーを吹き付けるときに歪むかと思うぐらい薄く、レスポンスが良いというのにもうなずけました。
メンテナンスのサイクルが面倒くさいといっても、トライアンフタイガーの場合、T-REVへのアクセスは、楽なのである。この通りである。
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タンクを外してアクセスしなければいけないバイクに比べれば贅沢な意見と思う。
装着しての感想は、上々で3気筒なりのエンブレの強さが程良く消され、いい感じなのである。
 
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一緒にチェーンのメンテナンスも。
ちにみに、EKのチェーンルブは今まで使ったものの中では一番良かったお薦め品。
さあ、これで9月7日のTriumph National Rally in Hakuba参加も万全。