アーチェリーを始めて約4年。協会の先輩から射形の修正は適宜受けている。特殊な体形もあり教わった通りでないことのほうが多い。道具に関してはパーツ集めから組み立てセッティングに至るところはほぼ独学。諸先輩方に色々聞けない訳ではないのであるが、機械いじりが好きで基本行けるところまで自分でやりたい性格。でも最近は、内容が濃くなるにつれまとまらないことも多々出ている。ネットで調べればかなり深いところの情報も出てくるが、反面情報の幅が広くてどっち付かずで彷徨うこともしばしば。
この前の矢の作成しかり。
最近言葉で迷ったのは、矢尺と引き尺。
矢のスパインを決める時散々に彷徨った。結局メーカーのスパインチャートと付属の説明で分かった。皆さんの常識ではあると思う事だとは思うが。
矢尺という単語一つとっても、スパインチャートのアローレングスで話されることもあったり実物の矢の長さを言っている表記もあり迷うことしきり。腕の長さからなんて言うのもあった。
矢のスパインを決める時に必要な自分の得た情報は、スパインチャートのCorrect Arrow Lengthは(適正アローレングスや矢尺とだけ表記されていることもあり)はフルドローしてレストの的側前端から最低値1inch足したところからノック溝の底までの長さがデータで得られれば良い。
自分の弓ではプランジャーピンの的側前端がレストからの基点に相当している。そこから約1inch前方ははクリッカープレートを止めているシルバーのネジの後端がそれに当たり、さらにそこからノック溝の底までの長さということになる。
後はリカーブとコンパウンドの2択とリムのポンド数が分かればスパインが決められる。
ポイントの重さは大体の対応する適正値が既に決まっているので特別選択する必要はないかと思う。多少重めの方が矢筋が安定するとも聞いた。刺入部を折って軽くすることもできるが、ただ再度炙ってポイントを引き出すのも精神安定上ちょっと避けたいので自分は何か特別のことがない限りポイントは入れっぱなしになると思う。
次に引き尺。グリップ的側の指のかかる一番凹んだところから垂直線とシャフトが交わったところ。期せずしてネジの後端なので今回は矢尺と引き尺が一致ということになる。
実質ポンド数は先日協会の先輩からポンドゲージで測ってもらって30ポンド、前記の手順で計った矢尺が26.2inchでスパイン900、ポイントが80Grという仕様になった。
半独学は迷ったり、彷徨ったりで遠回りはするが理解は深まる。実写でたしかめられるのも楽しみ。