アーチェリーを始めて1年くらい経った頃引退した方からあの名機ヤマハEOLLA一式を格安で譲ってもらった。あれから肩板損傷になって38ポンドが引けなくなり、揃え直したハンドル・30ポンドのリム等々買換えを繰り返してきた。ただ譲ってもらった物の中で互換性のある部品はそのまま使用してきた。矢も同様であったが、基本的に38ポンドが基本の仕様。表示が消えてしまったが確か800とあったはず。メーカー不明であるが今の30ポンドではオーバースペックは間違いない。やっと今回いまの弓に適合した矢の新調に至った。
今回のパーツ一覧は以下。
シャフトはスカイロンBRIXXONスパインは900でポイントは80GR。
用意した道具類は以下。
ホルメットでの接着は専用ガンとヒートガンを使った。
見た目はドライヤーだけど450℃の熱風が出てくる。日頃は装具や義足ソケットの修正に使っていたが、まさかここで使うとは露にも思わず。
いいかなと思って購入したネジザウルスと言うペンチ。ネジの工具穴をなめてしまったりで回せないネジを外すのが得意な工具。今回はポイントを加熱してある間保持する目的と、シャフトに挿入する間の保持も同時にさせようと考えた。
縦にポイントを咥えて良さそうに感じたが、挟む面の山がポイントに傷をつけてしまう。他のペンチもギザギザがあれば同様。傷をつけるのは避けたいので手持ちの挟む面がフラットのペンチに紙のマスキングテープを貼り付けて作業することにした。
これなら傷はつかないうえにマスキングテープが多少の滑り止めにもなる。マスキングテープとポイントに接点が破けてきたら張り替えることだけ気をつければ良い。ネジザウルスは、以前からも工具箱に入れときたかったので直行した。
折角大ごとをするので、総チェックしようとボウスタンドもセンターショット等が簡単に見られる斜め置きできるものを用意。
AVALON製であるが、足の角度調整と思われるイモネジが貫通式で緩むと無くしそう。
セッティングの時に平らな床でしか使わないので角度を確認した後接着剤で固定する。結局どの様な役割か分からず。
作業開始
ポイントやノックピン挿入・接着時が問題無くできるようにシャフト内側の離型剤を取り除く。
使ったのは、バイクの乗っていた頃よく使っていたデイトナのピッチパーツクリーナーと綿棒。強い脱脂剤もあったが、カーボンへの影響が分からないので上記を使った。
ホルメット自体初めて使った。溶かす時にアルコールランプを推奨される方が多いが、ホルメットガンとヒートガンの組み合わせの方がいいと思った。まず火で炙ること自体に抵抗があったこともあり。
新旧比較で左が今回のもの。
ノックの新旧比較
バイター製は一緒である。数ミリ長さが違うが、下手な自分には誤差範囲にもならない。ただ疲れて引けなくなった時にクリッカーが切れるかだけ心配。クリッカープレートは前方の残りが少ない。
ベインはAAE MAX
EASTONのものより大きい。溝があり整流効果も期待できる様な。
途中フレッチングツールがご乱調。ダイヤルの回りが急に渋くなった途端3分割均等にクリックしなくなってしまった。ねじを外しスプレー潤滑剤を差してみて事なきを得た。一度便利を知るとなかなか抜け出せない。
バイターノックの形状をフレッチングで使える様にノックアダプターも買い直した。
買い直したと言うのは、以前はここから無理に押し込んでアダプターの噛み合いのところのプラスチックを割ってしまった。軽く噛み合わせるだけにしたが、ダイヤルを回す度に気をつけないとズレる。削るにしてもまた割ると嫌なのでそのまま使う。
もう一つの問題発生はノックとベインのズレ。
ダイヤル横のネジで修正すべきところ気が付かず。下、修正後かつ事後。
ノックの方を捻りベインに合わせて完成。
矢の収納ケースを買っておいたがベインが大きめで、固定用の穴あきスポンジのピッチがタイトなこともありベアボーン含め12本収まらないので、今まで使っていた矢の保管に使う。
ちょうど見つけた接着できるウレタンクッションを底に貼り付け。
矢の長さに合わせてケースを切るときは、少し幅広の紙の帯やガムテープがケースを綺麗に一周するところで位置決め。テープの幅広具合で貼り始めが斜めになると初めと終わりが合わないことを利用。
一周切ったり印をつけるとき結構使える手。後は目の細かい鋸で切ってヤスリでバリ取りをする。多分この方法がベターと思う。
ボウスタンドは以前より小さく畳めず困っていたら、バックに付いてきた円筒形のアローケースに綺麗に収まってこちらも解決。
後は明日の練習で、新しい矢の具合を確認。