cocabuの日記

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しんがり 山一証券最後の12人

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電子書籍のため、本の表紙と相違。
2014年度講談社ノンフィクション賞受賞作品。
著者は、清武英利氏。名前に何となく覚えがあると思ったら、巻末の著者紹介で、あの「清武の乱」で一時話題になり、2011年11月18日に読売巨人軍の専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任されたその人と判る。
最近、気骨のある人を見掛けないが、山一のしんがりやそれを取り囲む人、著者を含めて、それを感じさせる内容だった。
文中からは一生懸命、正直に物事に取り組んでいれば、誰かがきっと見ていて、手を差しのべてくれることがあるのだと思った。
あと、役所もいろいろやってくれるなってこと。良くない意味で!自分に不利に降りかかることは徹底・・・。
経験談とは、はっきり言わないけど、何たって証拠揃えて内部告発したのに上の空ってあったかなぁ?

取り組む気持ちで言えば、最近の自分の心情は、どこかのお坊さんの言っていた言葉「世の中、どうにもならないことと、どうでもいいことが9割。だから、あまり突き詰めて考えないようにして気持ちを中立にしようと」を思う。その言葉に、自分勝手に続けて「残り1割は確実に取り上げて、しっかりつかむこと」を自分の心得にしている。ただ、どうにもならないことに、どう折り合いをつけてバランスをとるか大事になっている。