30年来ケンツメディコのラパポート聴診器No.140を使っている。
定価は10,000円くらいで、リットマンの価格帯からしても廉価版の感じである。
ダイヤフラムは薄いプラスチックの板で弱々しい感じであるが、それが自分にとっては慣れも含めて聞きやすいと思っている。おまけに自分のは巡り巡って貰い物。
先日呼吸リハビリ前の聴診でクラックル音が聞こえた。患者さんの状態的に聞こえてもおかしくない状況ではあったが、いきなりだったのでおかしい感じもしていた。
なんとなくダイヤフラムを見ると端が割れていた。
さて、吸気時に聞こえていたクラックル音は胸郭伸展時にダイヤフラムの亀裂が押されて聞こえたか?
後日予備のダイヤフラムに交換して確認したが、状態が変わったかクラックル音は聞こえなかった。肺のコンプライアンスが改善して状態が良くなっていれば結果往来であるが、疑問は残る。
コスパも含めて自分の名器。