たまたま、目に入った海岸の看板。あまり海は好きでないのであるが、今回観光というものを全くしていなかったので、時間つぶしに海でも見てこようと思い立った。
海岸の入り口には「車・バイクの乗り入れ禁止の表示!」なぜか、先行して車が1台入って行くところを見てしまい、つられて自分も。小さい丘のようになっている境界を超えると、先行車のワンボックス車が浜の砂場でスタック。自分の車は、一応SUVでオフ車寄りをいいことに砂場に入ってみたら、見事にスタックしてしまった。
ここである悲劇が。①まず、半月ほど前に、4駆のセレクターの故障に気がついた。つまり、4駆が使えない。②タイヤの溝が結構浅い。つまり、グリップが確保できない。③基本的に自分に車は車重が重い。つまり、さらさらの砂場ではスタックして不用意にタイヤのスピンを繰り返せば容易に深みにはまるということ。
そのような状況で、下手に脱出を試みても目も当てられなくなること必至。まずは、近くに落ちていた板きれでタイヤの前後を少し埋もれた分を慣らすように掘る。少し車を動かしてみるが、30㎝ほど動いてはくれるが、埋もれる。3回ほど試すが、深みにはまるだけなので、考え中。何とその間に先行車は近くで海の写真を撮っていた青年の協力を得て脱出成功していた。
捨てる神あれば拾う神あり、自分の車の脱出に手を差し伸べてくれた。開口一番「4駆じゃないですか?」恥ずかしく事情を説明。その方も4駆にならないことと車重が重く普通の方法では無理と判断され、車で牽引をと提案される。彼の車はスバルのフォレスター、新型である。「けん引ロープは持ってないですか?」と。自分のものを使ってもらったが、何といっても悲しかったのは、4駆にできる自分の車が他の車を助けるためにと、当初購入して置いていたけん引ロープに自分が助けられるとはこれ如何に。
最近の車って、けん引フックがバンパーの中にカバーをつけて格納されているのですね。だけど、その時マイナスのドライバが無かったので、彼は新車のバンパーのフックカバーを鍵でガリガリ。そこまでして頂きかなり恐縮。さすが、4駆のフォレスター車を自分に前に着けるにも自分の車だったら絶対スタックしそうなサラサラの砂場も、何事もなかったようにすいすい走る。恐るべし、スバルフォレスター。
かくして、脱出完了。お礼には、八街に来た時はいつも立ち寄る落花生のお店で、たまたま買い込んであったお土産をそのまま渡す。一応この辺の方に落花生ではまずいかなと、ナンバーをみると尾張小牧ナンバーであることを確認。
4駆の壊れた自分の車では二度と砂浜には入らないと!
紆余曲折を経て、待ち合わせの時間通りことが運び、お見舞いと、奥様手製のパンのおすそ分けを頂き、従兄さんのフルーツトマトも譲って頂き、帰路につく。
ヒトシファーム 本日のパン
左上から シシリアンブレッド オレンジブレット 右 オニオンブレット
使用小麦は、自家産小麦粉(ユメシホウとミナミノカオリのブレンド)
印旛の地場産の出店しているプロのものである。
食べた感想は、餅っとしているところは外国産小麦を使用したものと米粉パンの中程、堅めでパサっとしているところは、伊豆韮山の日本で初めて焼かれたパンの復刻版(すごく硬い)を今風のパンにぐっと近づけた感じ。
焼き方の技術もさりとて、均質な外国産小麦しか使わないと言っていたパン屋さんのものと全く遜色ない。オレンジブレッドはぞは、夏向けに入れたオレンジピールに加えさらにオレンジジュースで生地をこねるという製法。先入観とひいき目なしにおいしいパンだった。
ご主人の足の具合が良くなって、朝の犬の散歩から解放されたら出品されるそうなので、お店にあ邪魔しようと思う。
従兄さんのフルーツトマト。炎天下の中、腰を痛めているにも関わらずその場で収穫して頂いた、娘さんにも感謝です。
ちなみに、その腰ですがしゃがむときに腰を曲げるのが辛いとのことでしたがそこは自分の領域で、まぐれかはたまた実力か、一発で直せて少しお返しができたことも良かった。