cocabuの日記

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2円で刑務所、5億で執行猶予

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昨年末から、「明日の空」という、罪を犯した方、犯しそうな方などの支援をしているNPO法人にお邪魔させて頂いている。
お邪魔した理由は、今まで余り周りに話すことがなかったのであるが、就農の三段階目の目標に出所した方の居場所作り(高いところでは就労のお手伝い)をしたいことがあった。
たまたま、数年前にNHKのドキュメンタリー番組で出所後のサポートについて取り扱っていたものを観た。そのころは、農業のこともはっきり方向が決まっていたわけではなかった。1歩踏み出しす覚悟ができたら俄然思いを馳せたわけである。農業とリンク出来ないか?
自分でも、ちょっとブッ飛んでるかと思っていたら、このタイミングで新聞に「明日の空の」紹介記事を見つける。ビックリしたのはタイミングもそうなのであるが、事務所が2つ隣の長泉町
取り敢えず、行ってどんなことをしているか具体的な話を聞きに行こうと思ったのが12月始め。自分の、まだ形にもなっていない農業話しも代表の飯田さんに聞いてもらい、帰りがけに年末の懇親会のお誘いを受ける。
29日は、午前中仕事があったので、午後のボーリング大会から参加。代表で社会福祉士の飯田さんしか知らず、何人か名前を覚えるつもりで近くの方に話しかける。病院もある意味客商売なので、ほとんど抵抗なくお話は出来た。途中まで、「明日の空」の入っている「おぎ法律事務所」の、おぎ弁護士を気のいいおにいさんと思っていたおまけもあった。失礼して!
スコアは10年来ということにしては上々の、2ゲームで平均130。
結果12人中3位。景品がそうめんとこの本。フードバンクで、賞味期限の絡みで頂いた缶詰やミカン等々、返って頂き物が多くて恐縮。

本題の本の内容であるが知らない言葉、良く聞くが定義を分かっていなくて誤解していたものなどと知らなかった知見が満載。
体感治安」・「犯罪不安」という刷り込みから惹起される、地域」の不活性に起因した犯罪増加。
刑事司法手続きの被疑者の98%は起訴猶予を含む不起訴・略式請求命令による罰金・公判請求から裁判にいたった執行猶予で勝ち抜けるゲームとも言われる。勝ち抜く条件と負け組になる状況が存在する。2%に入った受刑者の中にはコミュニケーション能力が低く検察官や裁判官の心証を悪くしたり、経済的に補償・弁済できず起訴にいたっているケースもあること。
受刑者の約1/4が、IQ70未満である事実も記述されていた。
また、法律学の思考は論理的である。ただし、最新の科学的思考のように確率論的思考を求めることと相違する。故に、科学的であるとは言えない一面もある。
裁判は、事件を処理する場であって、科学的、客観性をもって真義を問う場ではないという誤解。
新自由主義の功罪。自由を与えます、その代わり自己決定と自己責任でどうぞ、何かあってもご自分でどうぞ的な状況で不利に放り込まれ、セーフティーネットにも会わない見過ごせない人の存在。今の日本かな?
最後の段で、刑務所に何度も戻ってしまう人の行では、結論として「やっぱり、居場所と気にかけてくれるサポータが必要なのだ」と説いていた。
最初の段での犯罪を少なくする具体的事象に「街灯を明るくする」ということが必要であることも印象に残った。

言葉のちょっと難しい面があるが、読んで今までの司法というものの理解がなかったのことを痛感
詐欺といっても、いろいろで「振り込め詐欺」などは特殊詐欺といわなければ、正確に表現できないし、「無銭飲食」が詐欺の分類とは本書で初めて知った。