新年を迎え、遅ればせながらのコメント。
考えれば去年1年は今までになくいろいろなことがあった。
10年来温めてきた、「農業しよう」の気持ちに一歩前進があったこと。
小麦を作ろうと漠然としたものから始まり、たまたま見つけた「小麦de起農」というブログの中のほんの一瞬の情報からたどって千葉県八街在住の方で、今では相談役を見つけることができた。収穫時のお手伝いの中で、生涯初めてのコンバイン使用と言う機会にも恵まれた。その方の親戚にあたる方からも良くして頂き、これもまた生涯初めて「専業農家」という人にも会えた。ミニトマトのおまけ付き。
良いめぐりあわせばかりではなかったことも。農地を持たない自分に、好条件で手配して頂けるとしていた酪農家からは、播種のせまった時点での急な進言「やっぱり農業大変だからやめた方がよいでしょう」と大番狂わせがあり、小麦の種を発注したまま今季の小麦栽培を断念したこと。
捨てる神あれば拾う神ありで、自分では勝手にプランBとしたが亡き親の知り合いを頼って農地を探してもらったところ、半月程で候補地が見つかった。ただし、以前農地であったが今は葛のツルだらけの荒れ野であり現在格闘中なり。
今となっては、いきなりの農民突入にならづ勉強する時間ができたことと見つかった農地が自宅から歩いても10分程度の近所で利便性が良いと、いいように考えている。
小麦の栽培に関しては、もう一つの出会いがあった。BMWR1200GS乗りで有名なブロガーでもあり、ランドマスタージャパンの金光社長とも偶然お知り合いになり、小麦栽培時に添加する「ゲルマンパワー」という製品の助言も頂いた。
忘れられない別れもあった。20数年来の親友との別れ。別れと言っても双方生存して元気なのであるが、先日先方から学位取得に際しわざわざ送ってくれた論文について、その内容に自分の中でアカデミックな見解の相違があり「おめでとうの一言」が送れなかった。そのことが気に障ったか?その他、普段の所作に受け入れられないところがあって交友が断裂してしまった。今でも特に所作についての心配を心残りとしているが、たぶんもう会うこともない状況なので遠くから見守ろう・・・。訳あって押尾コータロー「桜咲くころ」、東野圭吾「麒麟の翼」とドイツワインが頭に浮かんだ今日この頃。