cocabuの日記

new post every sometimes

ちょうど義足調整中

 東京五輪招致でのスピーチで注目の佐藤真海選手であるが、義足のことも少し注目されて障がい者スポーツの周知にも一躍かっていたように思われる。
ちなみに、「障害者」という表記は「障がい者」と認知されつつあることも、ご承知願いたい。
ちょうど現在、仕事で義足の調整とリハビリにかかわっており、義足がらみでひとつ感心したことがあったので紹介しようと思う。      スポーツ用ではないです。
イメージ 1イメージ 2  写真の足部パーツは1M10アジャスト
義足を付けるに至る状況や選択されるパーツの形式については成書に譲るとして、今回は足部を構成するパーツについての考察である。
今回は使わなかったが、かなり古くからあるSACH足という足部に使うパーツがある。
Solid Ancle Cushion Heelの頭文字をとったものである。直訳すれば「固い足首で、クッション踵」となるであろう。構造的には足の形の固いモデルに踵の部分だけくさび状に少し柔らかい素材に置き換わっているものである。歴史的には定かではないが、たぶん義足というものができた当初からあるものと思われる。
その歴史的にも古く、今でも時々使われているSACH足に一番近い代替品として使われると自分的では思っている、1M10アジャストというパーツがある。
あくまでも個人的な意見も入っているので悪しからず。
何に感心したかというと、何十年も、もしかすると百何十年もあったものに改良がくわえられ続けていること。伝統は革新の積み重ねと言うが、そんな感じがした。(義足で歩くと言うことが伝統であるとすれば)
メーカーに問い合わせしたところ1年半から2年前程に出てきたパーツとのこと。自分もかゆいところ手が届いたことがとうれしかった。また、細かいところにも手が込んでいた。
専門的になりすぎで、話が見えなくなってしまうかもしれないが、細かい設定変更もワンタッチで出来る工夫がされている。
ざっくりと言うと、歩く時に踵を着いたときの感触を変えるもの。
柔らかい感じで踵から着く設定からカチットした感触で足を着くかという感覚的なことも考慮されている。
他にも、体重による設定や踵をついた瞬間の安定性にも関与している。
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
踵部分のつぶれ方で
上から柔らかい・標準出荷時・固いの段階。ちょうど上部のイラストの通り。
実際のセッティングもスポンジを抜いたりゴムのブロックを回転させたりで、簡単おまけに、アライメントの角度的な変化もない。
イメージ 6
これが足の形のモデルに内蔵される。
最近はメーカーも親切と締め付けトルクの管理で、それようの表示もある。
バイクの整備もトルクレンチが必要な場面が多いし。以下
イメージ 7
15Nmだそうな。今回は勘トルクやってますが!