cocabuの日記

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レインツリーの国

有川浩

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健聴者と中途失聴者のネット上のつながりから、実体験の恋愛に至る物語。同著者は、「図書館戦争」もメジャーらしいが自分が最初に知ったのは、邦画の「阪急電車片道15分の奇跡」中谷美紀バージョンだった。これは、邦画では「かもめ食堂」と並ぶお気に入りなのでウオークマンに動画で保存してある。それ以外だと小説で読んだ「明日の子供たち」TVドラマの「空飛ぶ広報室」。

主人公同士の駆引きも良かったが、アカデミックに失聴者・難聴者についての見聞が広がったことも良かった。

中途失聴者・難聴者は「聞こえないが話せる人々」で第一言語は健聴者と同じく日本語。聾・聾唖者はほとんどが第一言語が手話となっているので健聴者や中途失聴者・難聴者の聾・聾唖者の同じ日本語でも、何かのズレが発生する可能性があることなど。

改めて、作家さんの取材力に驚く!

最近取材力で驚いたと言えば、柏木ハルコ原作でTVドラマでいま放映されている「健康で文化的な最低限度の生活」かな。